日本社会薬学会第44年会

会期:2026年9月12日(土),11日(日)
会場:東京理科大学 葛飾キャンパス
参加登録・演題登録 ログイン

年会長挨拶

社会を捉え、薬学に活かす

 

日本社会薬学会第44年会
年会長 佐藤 嗣道
(東京理科大学 薬学部)

 このたび、日本社会薬学会第44年会を、2026年9月12日(土)・13日(日)の2日間、東京理科大学葛飾キャンパスにて開催する運びとなりました。

本年会のテーマを「社会を捉え、薬学に活かす」とさせていただきました。本学会は、これまでの年会などで学際的なアプローチを追求してきましたが、今後、社会薬学の学問領域が発展するためには、社会科学の方法論を取り入れたアプローチが重要になると考えています。昨今、問題となっている医薬品の供給不足、若年者などによるOTC医薬品等のオーバードーズ、2040年問題と言われる医療現場での人手不足などは、いずれも社会的事象です。こうした社会的事象をどのように捉えて、薬学の実践に活かすのかが課題として問われていると思います。

 そこで、第44年会では、今後、社会薬学が学際的な学問領域として発展し、研究成果を日々の実践に活かすことができるように、社会学の方法論に学ぶ企画を予定しております。社会的な見方・捉え方ができると、今後の薬学・薬剤師業務の方向性・あるべき姿が見えてくると思います。社会学は社会科学の一分野ですが、日本社会学会によると「社会学は、調査とデータをふまえて社会の現実を理論的に理解しながら説明しようとする科学です」と定義されています。社会的事象をどのように捉えるのか、その方法論に学びたいと思います。具体的には、薬に関する社会的事象を研究してきた社会学者による教育セッションとシンポジウムを予定しています。文部科学省は、高等学校までの社会科に関する学校教育において、社会的事象を地理的、歴史的に、および現代社会の枠組みから捉える力を養うことを目指しているようです。社会科学の学びは、こうした社会の見方・考え方を知ることから始まると言えます。

 今年の年会のもう一つの目玉として、新たに若手による企画を予定しています。昨年、和歌山での第43年会の際に若手研究者による集まりが持たれたことを踏まえ、今年の第44年会において本学会に所属する若手研究者らによるミーティングを開催したい、との提案がなされました。今後の社会薬学の発展と学会活動の活性化とって、願ってもない企画になると期待しております。

 また最近のトピックスとして、OTC医薬品等の乱用問題、地域フォーミュラリーに関するシンポジウムを予定しています。

 本年会が、参加者の皆様にとって有意義な機会となりますよう、準備を進めております。実行委員会一同、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


Copyright© 2026 Japanese Society of Social Pharmacy. All Rights Reserved.
Powered by Y WEB SYSTEM.